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  • 2014.11.17 Monday
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韓流ミュージカル「三銃士」:2014年3月公演と会話のネタ

●攻めの改変ラッシュ

韓流ミュージカル東京公演の感想走り書きです、今更ながら。
3月15日ソワレ、千秋楽、東京国際フォーラムにて。

とにかく念願の元祖ファーストキャトは実に素晴らしかったですね。
期待以上。
そうか、これが元々のハーモニーなんだ、というほどに、高音中音低音に重低音が合わさって感動的でした。
これを越える組み合わせはまだないんじゃないか??

しかもほぼ半年前に見たばかりだっていうのに、歌のナンバーを変えてきたり細かい演出のマイナーチェンジがあったりと、まあ攻めてくること!
すごい攻めの姿勢です。
現状人気にとどまっているつもりなんて全然ない。
制作側の作品をより良くしようとする旺盛な意欲がビシバシ伝わってくる。

正直もう今回の元祖ファーストキャストを見たら卒業しようと思っていたけど、これだけアグレッシブな変化を見せつけられたら、次は何をするんだ、とか気になってしまい、いつまでたっても卒業できんわな(^^;)
てかこうやってちゃんとファンというか観客をしっかり捕まえるすべを心得ているから、舞台コンテンツが成功するのか。
日本の舞台興業関係者もここはぜひ見習った方がいい。

しかも通路降りがあるのに2階S席なんて詐欺だろう、と思っていたらちゃんと2階Sの方のための専用アドリブまであるという気の使い方ですよ。

果たしてコレが韓国側からオファーがあったのか、日本の国際フォーラムが気を使ったのかはわからないけど、でも明らかに前回の非協力的な文化村に比べたら、国際フォーラムは全面協力を惜しまなかったようで、最終日の挨拶でも親分シン・ソンウが国際フォーラムに対して何度もお礼を繰り返していたのが印象的でした。

しかも驚いたことに、挨拶の際に膝ついてお辞儀したですよ、シン・ソンウ。
これがどれだけ客席や関係者に敬意を払ってくれたのか、すぐに分かる人は少なかったんじゃないかと思いましたが、彼の感謝の思いがひしひしと伝わり本当に恐れ入りました。
感じ入りますね。
いや、正直申せばシン・ソンウ、前回夏の公演の時は何をふんぞり返ってエラソーに喋ってるんだこいつ的な態度も見えたんですが(苦笑)、相当国際フォーラムはじめ関係者が頑張ったのか、いずれにしてもやっぱりお互い肌身で一つのものを共有するのって大事ですわ。
会場を埋め尽くしたお嬢さん方・お母さん方がとても頼もしく見えました(笑)

●絞ってきた元祖ファースト・アラミス

お腹が心配だった元祖ファースト・アラミスことミン・ヨンギも、腹回りミチミチ感はあったとはいえしっかり絞ってくれていて一安心。
もう一声!と言いたいが、まああの頃を思えば合格だ。

でも丸くなってしまったお顔はやっぱり痩せられず、その分前髪ボリューミーにして花輪君と化していましたが、とはいえあのやんちゃ坊主っぷりとか、抜け目ない三男坊的なところがとってもよろしい。
ロマンチストも大炸裂。
元祖の味わいですよ。
それにやっぱり何度聞いても彼は歌が上手い。
素晴らしいです。

さらにマイナーチェンジにより、これまで存在が空気の王妃が、王が実はリシュリュー(苦笑)だったとわかったクライマックスで「アラミス、これはどういうこと?」って聞く台詞が追加されているんですね。
このセリフひとつで、今まで空気感たっぷりだった王妃に一応存在感が出てきたこともすごいんですが、アラミスったら王妃にも取り入っていたのねぇと思わせられるから笑うw

途中で「王が二人いるって噂はほんとうだったんだ」ってアラミスが言う台詞も数回前から追加されていたのですが、ケティをたぶらかしていたことといい、先のように王妃がアラミスに尋ねる件と言い、女性を通して噂をGETしていたに違いないと思わせられたりするところは、実にアラミスの「女好きも役に立つ」を裏付けている感じでいいですね(笑)
もう王妃×アラミスなんてあっても驚かないよ、このミュージカルに関しては。
でなきゃこの王妃は誰にもかまってもらえないに違いない(ヲイ)

●「ミホン ヲ ミセテ クダサーイ!」

今回は元祖ファーストキャストだから息の合い方はバッチリゆえ、アドリブにさらにアドリブをくっつける余裕すらある。
そしてそれを受けて返す、役者としての反射神経の良さが実に小気味良いですね。

例のデコちゅーサービスのアドリブ時に、おもむろにダル役のイム・オギュンが客席に降りて行き、しばらくとどまっていたんですわ。

この絶妙な間もさることながら、何だろうと思ったら、いきなり舞台に向かって「ミホン ヲ ミセテ クダサーイ!」(`・ω・´)キリッ

果たしてコレが打ち合わせ通りなのか突然の不意打ちなのかはわかりませんが。
舞台上の三銃士、一瞬顔を見合わせて、それからスト――ン!とアラミスが元気よく舞台を降り、アトスがずんずんと階段を降り、それぞれ女の子にちゅー。
全然降りてこないポルトスのボブレ兄さん、ようやくのっそりと降りて行ったらシルバーヘアのお母さん(笑)にちゅー。

やるなぁ、ボブレ兄貴、さすがです!

●交流アイテム「サンチョンサー」

韓流ミュージカルの存在は私的にも実に大事なアイテムで、つまりシゴトで知り合う韓国人との話題にいいネタになるんですわ。
先頃シゴトで行ったフランスで知り合った韓国人の兄ちゃんにも効果テキメンでした(笑)

もちろん旅行関係者の集まりゆえ、お互い東京にもソウルにも何度も行っているから双方のいいところはわかっているのですが、でもさらにこの話題を出すと実に会話が弾むんですね。
「サンチョンサー」っていえば通じるからすごいわ。
いや、ありがたいです、ホント。

今回は元祖ファーストキャストしか観ていないので、メイン4人と+αの名前を挙げ連ねたところ、彼が知っていたのは現在ファーストアラミスとなっているキム・ミンジョンとキュヒョン。
そして、特にミンジョンは大爆笑されました。
「He is already, very オジサン!」と(笑)

ミンジョンでオジサンってことは、元祖ファーストキャストっておそらくもうとてつもなくオジサン集団ってことかいなwww
東宝の「おっ三銃士」といい勝負のレベルなのではあるまいか。
キュヒョンも日本では人気だけど彼に言わせると「韓国ではもうイマイチ」だそうでw
あっちのタレント人気はつまり「回転が早い」のでしょう。
Too rapidでmoving everytime, changing everydayなのだそうです。
日本人は一度好きになったら結構いつまでも応援するけど、あちらはそこんとこは意外とドライみたいです。
ダルやアトスのキャストがどんどん増えて行くのも分かる気がしました。

こちらは兄ちゃんが私の取材ノートに落書きしたハングル語。
「キム・ミンジョン」「キュヒョン」だそうでww



ちなみに今回のシゴトでは中国の男の子とも知り合いになりましたが、彼は「AKB48が大好き」だそうですw
いずれにしても、韓流ミュージカルはお話はトンデモでも、とにかく愛が詰まっていて気持ちがいい。
底意地の悪い人形劇とは大違いですよ(いろいろ最近思い出させられるのでつい言いたくなる)。

大和三銃士:派生妄想→戦国アラミスを賢くする方法【ネタバレ注意】

感想と言うよりは、標題通り派生妄想です。
いや、あれこれ考え始めたらまた止まらなくなったので(^_^;)

公演始まったばかりなので、ネタバレ部分は以下折り畳みの先。








「大和三銃士」:ざっくり感想と思うところを【ネタバレ注意】

10月5日午前の部、「大和三銃士」見てまいりました。
ご一緒してくださった方々、ありがとうございます(^^)

感想的には「時代劇を楽しみました」という感じ。
「花道」のある日本の舞台ってのは、これはまたすごく独特で、よくぞこんなものを考えついたものだと、先人の知恵に改めて感じ入ります。
お弁当を食べられる桟敷とかもあって、結局歌舞伎のルーツはエンタメなんだよね、エンタメ。

これから見られる方もいるでしょうから、以下激しくネタバレありますが、覚書。
あらすじ等詳細はまた、追々まとめて。




ヅカ版「仮面の男」:またオンエアだ

10月の「タカラヅカ・スカイステージ」であの迷作「仮面の男」がまたオンエアされます。
http://www.skystage.net/program/13/10.html

以前も書きましたが、月契約でも見られます。
まあ「もういいよ」的なところもあるけど、ホントにちゃんと普通に作ってくれれば「名作」とはいわずとも「迷作」にはならなかっただろうからなぁ。
考察してみると、筋的にはああなってしかるべきだったと思うがゆえに、本当に、残念極まりないです。
いい男山ほどで、ちゃんとやれば……。

てかそれでもキムミミはよく頑張ったよ。
泣けるよ。

でもそう考えると今後再上演されることは見込めない作品だから、これを機会に見ておくのもいいかもですよ。



韓流ミュージカル「三銃士」:今更的に、原作の欠片もないが、楽しめる

●「ミュージカル」のクオリティの高さよ


8月24日ソワレ、韓流ミュージカル「三銃士」の大楽を見てきました。
結局Bunkamuraには一切ポスターも出ず、どれだけ「早くやって早く終わらせろ」といってるのかわかりませんが(笑)、Bunkamuraのスタンスも徹頭徹尾ブレがなかったのはある意味たくましく思ったりします(笑)


それはともかく、銃士ヲタとしてこの韓流ミュージカル「三銃士」はソウルで4回見ているので、今回がのべ5回目。
それでもキャストは三銃士が初見キャストと、まったくどれくらい銃士役者がいるのやら。


とにかく4回見て、2幕の白いアトミレ・キャッキャラブラブ回想シーンにゲップが出始めていた頃だったので、「もういい、この日本公演見て卒業する」と思ってたけど、「やっぱり見るならソウルで見たいよね」と改めて思わせられてるパワーです。


そう、パワー。
どんなに原作の欠片もなく、もっともらしい冒頭の『三銃士』の挿絵上映は詐欺だろwwと思ったり、またストーリーがトンデモであろうが、この国のミュージカルは見せ方と楽しませ方のツボを心得ている。
「三銃士ってこんな話だっけ????」という山盛り「????」に深く考える暇を与えず、テンポのいい話運びと勢いとスピード感でぐいぐいお客を惹きつけ終幕まで持っていってしまう。
笑いあり、アクションあり、銃士の友情ありだ。
「( ゚д゚)ポカーン…」と見ている間にあっという間に終わる濃厚な舞台は、コレもまさしく舞台という名の「異世界」。


銃士的にも異世界。
海賊王ポルトスにオペラ歌手アラミスはもとより、悲劇の白き令嬢・ミレディなんて「ありえねーwwww」の極みだし、原作の「首飾り事件」はまるごとカットだからトラブルメーカーのアンヌ王妃は空気だし、バッキンガムも出てこないし、リシュリューと陛下が双子という鉄仮面展開に至っては、何度見ても「もうどうよww」だ。
ソウルで見るならともかく、ある意味帝劇「三銃士」も含めて銃士作品が普通に知れ渡ってる日本で堂々とコレをやるってのが「マジか?いいのか?厚顔無“知”とか言われるぞ!?」等々、老婆心も含めとてつもなく違和感だったんだけど、パワーと熱意、役者や音楽含めた総合的な「ミュージカル」としてのクオリティがそれを凌駕しましたね。


また字幕はソウル版とは違い、手直しをしてあった様子。
文字数の関係とかいろいろあるのだろうが、初見の日本人にはわかりやすく、短めだが改めて「え?」とか思うところもあり。
敢えて変えたのかどうなのかはよくわからないが…。


アドリブの部分は日本語を交えてがんばった。
「ナニカミエルカー!」
「ショウジョガ スワッテマス(`・ω・´)キリッ!」
「ヨーシ! オデコニ……KISS!!v( ̄Д ̄)v」
「ジュウシニ ナリタクナイノカーッ!( ゚д゚ )クワッ!!」
山芋ダルタニャンが「ハイー!」「アリガトゴジャマスッ!」と張り切ってるし( ´艸`)
映画とかTVとかいろんなダルタニャンを見てきたけど、個人的には韓流のダル――もといタル(現地発音準拠)の山芋山猿っぷりはホントにツボるw


●図々しいアラミスは省エネプレイ


さて、初見の「図々しいアラミス」キム・ミンジョン、顔が福山雅治風。
本業歌手でミュージカルは初ゆえ、「アラミス」としての演技についてはお腹が出てしまったファーストキャストのアラミス役ミン・ヨンギの方が文句なしに、圧倒的に上手い、やはり。
てか、やはり本職ミュージカル役者と比べるほうが無粋というものだが、でも最後にアトスに「行くな」と通せんぼするとことか、チャンバラでケガして心配する仲間をよそに「彼女に会いたい」とトボけてみせる辺りはすっぽ抜けでパンチがたりなくて寂しいんである。


ただイケメンっぷりにスタイルの良さ、自分の見せ場が回ってきた時の惹き付け方でいちいち存在感をアピールするあたりは確かに「図々しい」(笑)。
アクションの動きも小さく、なんというか動きが省エネ。
でもエレガントさも忘れず、決めるところは決めるという小賢しさ・要領の良さもまたアラミスらしい。


ソウルの字幕では多分なかった「王が二人いるという噂はほんとうだったんだ」なんてセリフが飛び出してきていて、「おおー、さすがアラミスじゃん!!」と妙に嬉しくもなりましたね。


今回のパンフでは一番最初にアラミスとして紹介されていたから、実質上「二代目ファーストアラミス」なのかもですねぇ…。
やっぱりお腹が出てしまったヨンギ・アラミスは静かにフェイドアウトしていくのかなぁ…なんて寂しくなりましたが、彼の演技に負けないようにもっと「アラミス」を磨いていってほしいもんです。
アラミスとしての素地は十分にあるから。


●破壊力超抜群の「白い恋人」


とにかく見る前からゲップと不安でどうよと思ってたアトミレ・キャッキャラブラブシーンは、そろそろ私も達観の域に入ってきたぞww


今回のアトス役が見そこねまくってたシン・ソンウだったわけだが、これが低音系のおっさん。
オリバー・アトスを縦に引っ張って長身長髪にしてヤサグレさせた感じというのか。
イメージ的には結構私的にはよろしいのです。
これでもっと目つきと人相を悪くしたら、かなりいい感じのアトスだ。


でも、このミュージカルにおいてはこの「いいおっさんっぷり」が激しくマイナス…というか、爆笑に作用するのが、例のアトミレ・過去回想キャッキャラブラブシーン。
「CARNIVAL」の横断幕を掲げ持つ謎のオリンポスの神々がひしめく、ディズニーランド張りのお城のお庭で愛を語りまくるシーンだ!


とにかくこれまで見た、少し若々しさの残るアトス役者とは違い、完全にどっから見てもおっさんだから、この遊園地で繰り広げられる2人の過去の回想シーンの破壊力は凄まじいwww
ミレディ役者も完全おばさん顔のままだから、もうおっさん&おばさんがディズニーランド的お城の庭で、謎のギリシャ彫像の群れの中をキャッキャラブラブ&スキップるんるんで「初々しかった白い恋人時代」を熱く歌っちゃうわけです、おっさん&おばさんのママで。


もう笑うなって方が無理…ってか、確信したけど、このシーンはどうしたって笑うトコだ!
そうだろ!?
絶対そうだよ!!
笑いをとるシーンなんだよ、ここは!!
だって「CARNIVAL」だよ!?


横断幕のようなものを持つ一群が出てきたときはもう、心のなかで「キタキタキタキタァァァァァァ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」


その幕が広がって「CARNIVAL」の文字がどーーーーん!!
「キタ━━━━━━━━m9゚。(^Д^゚≡。゚^Д^)m9゚。━━━━━━━━!!」


ヒューン!どどーーーーん!!
花火キタキタキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!


いやもう、今まで見たなかで最高に、笑いを堪えるのに必死でした!!
肩震えた〜〜!!


●葬りたくなる陛下と無修正(?)コンス


それから猊下&陛下の役者さん。
猊下の立場に同情してしまう説得力のある、猊下のクライマックスの歌。
そして陛下のおバカ演技っぷりに「あああ、これじゃあ成り代わって闇に葬りたくなるわー」というツボどころが現地で2回目に見た人と同じで、ひょっとして同じ人が来たのか??と思ったら、違ったわ。


でも現地で延べ4回見て、同情を誘う猊下は2回目だけだったのですよね。
今回の猊下役者さんが2回目猊下役者の演技を踏襲しているかどうかはともかく、猊下の低音と陛下の高音ボイスを別人の如く安々と使い分けて無理なく自然に歌える人材が普通にいるなら、これはこれでスゴイことだわ。


コンスも前回ソウルで見た「ちょっと変わったコンス」の子。
現地4回目、カテコにトラボルタ・ポーズで出てきたヒロインなんだが、彼女は誰を見ても見分けがつかない整形美女がはびこる韓流芸能界にあって、多分無修正的な魅力があるんだと思う。
歌も踊りも決してめちゃくちゃ上手というわけではないけど、無修正?と思わせる素朴な顔立ちと在野の娘ママの朴訥とした感じというのだろうか。
なおかつ「森の動物と目と目で話ができる」コンスタンスだから、山猿山芋ダルはど真ん中ストレートだったにちがいない。
でもって獣と仲良しだから、本人も肉食系なのだww
この子は2度、3度、4度と見るたびに味わいを増していくキャラに違いないわ。


●だから次回やるならもっと価格下げてね


というわけで。
なんのかんの言いながら、結局楽しんだミュージカルです。
事前に原作読んでも役に立たない、というのは改めて実感。
「『三銃士』は知らないけど韓流スターを知ってる人」か「韓流スターは知らないけど『三銃士』はヲタレベルで知ってる」人が楽しめるミュージカルだね。


また舞台はやはり生物。
「三銃士」+1の組み合わせでハーモニーが全然違う。
今回はアトポルが似たような低音系だったので、ビリビリ痺れる重低音のボブレ・ポルトスがいたらスゴイ違ったハーモニーになるんじゃないかと思ったり。
やっぱり元祖ファーストキャストは一度見ておきたいところだなぁ。
特にヨンギ・アラミスがお腹出て、もう「アラミス役」としてはカウントダウンに入ってそうな気がしないでもない分…(´;ω;`)


でもってね、こういうミュージカルはお目当てのアイドルさんだけ見るのもアリですが、いろんなキャストのハーモニーの違いを楽しむのも、味わいの一つですよ。


今後もしまた日本公演やるなら全回満席にできる規模の劇場で、リピート可能な価格設定でお願いします。
楽日はそこそこ埋まってたようだけど、やっぱり平日はお盆休みにもかかわらず、半分くらいしか席が埋まってなかったという話だし。
やっぱり現地で2回見られる価格ってのは納得いかんわ〜。


ヨタ話:舞台あれこれ

Bunkamuraオーチャードホールのラインナップに2014年夏のパリ・オペラ座公演がもう出たよ。
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/14_gala.html


でも韓ミュ「三銃士」は、最近ようやくカレンダーには出たものの、Bunkamuraラインナップには全然出てないし、相変らずメルマガでも完全スルー!!である。
とにかく「さっさとやって、さっさと終わらせてくれ」ってなもんだろうか。


●どうなる韓ミュ


その韓ミュ。
ぼったくりで価格で憮然としてたが、結局行くことにしました。
楽日のアトス・アラミスが見逃しキャストであることと、山芋ダルが決め手です。
ソウルまで行って見逃していたキャストが埋まらないのは、なんかピースが足りないジグゾーパズルのようで尻の据わりも悪い。
また彼の国は結構役者の当日変更が当たり前のようにあるので、観ておける時に観といたほうがいい。
まあこのキャストだって当日変更になるかもだけど、大楽だからねぇ…といって油断がならないのが韓クオリティだが。


またミュージカル自体が政治状況が云々とか対日・対韓感情とか、ボッタクリ価格とか、帝劇の韓国版じゃないんだなーんだ等々、思っていた以上に……という話もチラチラ耳にするけど、とりあえず言っておきたいのは、スポーツはもちろん、エンタメやアートにだって政治を持ち出すのは、それこそオリンピックで領土主張するお馬鹿と同レベルだってことだ。
向こうがどうであれ、これだけは、こっちまで感情的になってはいかんのだ。
てか、状況がどうであれ、ホールを借りた以上、どっちがキャンセルしても違約金だから、やる(or やらせる)しかないんだよね。


それ以上に現実的にネックになってるのは、多分「日本の純正ミュージカルファンを取り込みにくいかも」ってトコだと思うのだ。
帝劇ミュージカルの韓国版だと思ってる日本のミュージカルファンは結構いるようで、おそらくまともな「三銃士」に触れている日本人の割合はソウルの人たちのよりきっと多いと思われる。
そういう人たちにあのトンデモストーリーがどこまで受け入れられるのか…。
それを得意満面に「これぞ三銃士!!」と出してくるのは、お国変われば厚顔無「知」とも取られかねない。
どこまで笑ってもらえるのか…。


もちろんどんだけストーリーがトンデモでも、「ミュージカル」としてのクオリティは高いよ。


●早くマカオに逃げて


もうひとつの秋の舞台「大和三銃士」。
これはチケ安いので、日程が許せばフライング初日鑑賞もできるんだが。


問題は銃士が西軍ってのね(^_^;)
正直申せば自分的にはどの程度お話にのめり込めるかが極めて不安なのであります。


以前書いた「淀が好きくない」に加えて実は三成も好きくない上に、致命的なのは猿が超激好きくないってことなんだ。
じゃあだから狸が好きかっていうと、それは違う、とハッキリ言っておくが。


ともかく、そんなもんだから「豊臣再興!」ってのが「…ギャグ?」とか真顔で聞きたくなるくらい、私的には韓ミュと同レベルな程にトンデモに感じられるんだよなぁ(-"-;)


また「アラミスが猿側に仕える」ってことも、正直言えば生理的に「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁヽ(;´Д`)ノヤメテ――ッ!」って気分(^_^;)
もうこの話に関しちゃ3人セットでなくていいから、冒頭からアラミスだけでも出奔していい。
早くマカオに逃げて。
真田の父ちゃんみたいに「とにかく狸が嫌いだから(`・ω・´)キリッ」とか、弟みたいに「でっかいもの相手にイクサ〜((o(´∀`)o))ワクワク」的な理由付けでもしてくれれば理性総動員で耐えようとするかもだが。


1回にしておくか、初日もとりあえず観てやるか。
むー、悩ましい。


「大和三銃士」:いわば「カオス」というらしい

カバのツイ友さんは基本的にバレエ、クラシック系の人が多いのですが、同時に演劇・ミュージカル系の人も相当に被っています(何故か旅行クラスタはFacebookに集中している不思議)。
なもんだから、「大和三銃士」も結構ツイネタが上がってくるわけで、お陰で私も安心して語れるわけなんですが。


総じて「なんじゃ、このカオスな舞台は!?」という感想が多いようで(笑)


メインの役者が歌舞伎(アトス)、大衆演劇(ダル)、ジャニーズ(アラミス)、お笑い(ポルトス)、元ヅカ(ミレディ)、正統派俳優(猊下?)…というのは分かるのですが。
さらに脚本はわらび座(手塚治虫、柳田国男等々東北中心の社会派系劇団)、演出はクウガ(これは説明不要ね)の人だそうです(苦笑)
で、元ネタが銃士で、時代は関が原……ってんじゃ、これは「一体何をやりたいんだ?」「三銃士ネタである意味あるの?」と言われても仕方のないところですな(笑)


とはいえ、キャラ萌え銃士ヲタなら、何をやりたい…というより、どう料理してくれるんだ?という興味のほうが強いわけで。


前回、淀・秀頼がアンヌ・陛下ポジションと書きましたが、そういう意味では久々にアンヌらしい、おっかない女になりそうな予感。
アンヌといえばここんとこ、存在自体が空気な韓流ミュージカルや、ダビ三の鼻をつまみたくなるようなカマトトとか、アンヌらしくないアンヌが続いていただけにね。
個人的に淀は好きくないんですが(好きな方ごめんなさいね)、アンヌポジションと理解すれば、結構納得行くかもしれない。
やはりアンヌはトラブルメーカーで、お騒がせな俺様的傲慢女がいいなぁと思います。


また「なんで豊臣派だよ」と思いつつも、でも豊臣に付く以上、勝利宣言&すかっと爽やかハッピーエンドの王道顛末はやはり考えにくいわけで、どちらかというと破滅展開に近いのか?
ぶっちゃけアラミスの辞書に「討ち死に」「刺し違えてでも討つ」「華々しく散ってみせようぞ」系統の言葉はあり得ないので、こうなってくると、アラミスがどう生き延びるのかも、結構妄想の域です(笑)
やっぱり伴天連設定で、マカオ辺りに亡命とか…だめ?


んなわけで。
妄想止まぬので、しばらく出張行ってアタマ冷やしてきます。
どろん。


「大和三銃士」:「アラミス」なら空気読め??

カバの網の方も松竹からの情報が引っかかりました。
松竹早っ!
http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/schedule/2013/10/post_121.php


それにひきかえBunkamuraのメルマガには依然韓流三銃士の情報が全然ないんだけど、ひょっとしてノータッチのつもりなのかな?


それはともかく、ミレディポジションに元ヅカの真琴つばさとか、おそらく猊下ポジションに榎木孝明とか、結構豪華なキャスティングですな。


でも豊臣家臣の元銃士…じゃなくて武士が「打倒徳川!」を誓うって、何なんだ??


正直申しまして、誰よりもアラミスこそ、どうしたって先のない没落豊臣にいつまでも張り付いてるはずねーじゃん!(力説)って思ったんですけど(^_^;)
むー、ここはどうも納得の行かないところだわ。
どう料理するんでしょうね。
いつまでも豊臣に張り付いてる空気読めないアラミスだったら、ちょっとがっかり?
「“そこにあるもの”をひっくり返して意のままに操ろうとすることに燃えるアラミス」っていう位置付けなら萌えますが、単なる義侠心だったら、それはもう「アラミス」とは別者のような(笑)


ってか、本来「アラミス」だったら関ヶ原が始まる前の時点で、すでに徳川に付こうとする、あるいは内通しているような感じがするんですがね(^_^;)


…というのがあらすじをざっと読んだ感想(苦笑)
まあアラミス、原作テイスト的にどっかで徳川に寝返りそうになるってのなら、萌えます。
ついでに最後亡命してマカオに行ってくれてもいいよ(笑)
逆イエズス会ルート。
あ、アラミスが実は隠れキリシタンとか伴天連とかの裏設定はないの??


…って、ともかく。
推理…というか妄想するところは、淀・秀頼がおそらくアンヌ・陛下ポジションなんでしょうか。
ミレディはあくまでも敵でいてほしいんですけど、どうなんだろう。
キャスト的にはラヴロマンス系はアトミレががっぷり持って行きそうですね。


あと久々…というか珍しく(?)ダルとアラミスの年齢が今回は近い。
おっ三銃士って感じではない?
勝手気ままな三男坊的アラミスだったら嬉しい。
このあたりもどう料理してくれるのでしょうかね。


いずれにしても、続報待ちです。
にしても獅童ちゃん、太一、ジャニに元ヅカ、榎木孝明……。
すごいなぁ。


「大和三銃士」:イクサの国のジューシたち…!?

るい隊長のサイトにあった、中村獅童ちゃんと早乙女太一の三銃士ってwww
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20130508-1123842.html


韓流ミュージカルの高額さにぶったまげて憮然としていたけど、おかげで頭がめちゃめちゃハイテンションになりそうですよ(笑)


アラミス役がジャニーズってのは、ぶっちゃけその方面は全く詳しくない…というか、SMAPの顔の識別すらかなり怪しいカバには、当然ながらアラミス役の子も名前をいわれても全く分からないのです(てか昨年末の紅白見ながら「関(せき)ジャニって何?」と発言して一族を凍り付かせたサイトがこちらになりますww)。
でも役名的にはトラブルメーカーっぽくなりそうな華やかさがいいでないのさ。
てか役者の年齢的には、三銃士よりダルに近いのか??


てかダルの「達磨桃太郎」がツボすぎるwww
瓦斯困太郎じゃないけど、山芋山猿には化けてくれるのかな?
そういや余談ですが、ぢつは密かにNHKのドラマの妙な猿飛佐助が、結構ダルのイメージに近くてツボってます。


時代設定も、豊臣から徳川の時代って、関ヶ原?
銃士は西軍ですか? 東軍ですか?
それとも真田一族みたいに東西分かれちゃったりするんですか??…ってそりゃ「20年後」ww!?
そういや三成ってなんかロシュっぽいかも…なんて思ってもみたり。


ともかく、結構妄想大きく刺激されます。
リアル銃士版ポケノブ…!?
イクサの国のジューシたち…か!?


なわけで、銃士は秋にターゲットを合わせます。
韓流は…私的には飛行機代が付いても、旅行気分含めて現地適正価格で見るほうが気持ちがスッキリしそう(今のとこ)。


ともかく。
和物三銃士、獅童ちゃんに太一にジャニまで絡んでくると、これまたチケットがどうなるかわからんのですが。
実際、ツイ友さんの演劇・ミュージカルクラスタさん達の反応が結構盛況なので、結構話題にはなるかも??
松竹歌舞伎座系のメルマガで情報は入ってくるんだろうか???
あまり関係ないかなー、今回は。


韓流ミュージカル「三銃士」:キャスト第一弾出た&韓流来日価格調査してみた

韓流ミュージカルのキャスト出ましたね。
http://musical-3jushi.com/cast


ファーストキャスト中心に、見てないダルに見逃してるアトスが来るようだが、チケットが想像以上に高かったわー(苦笑)
ファーストキャストの山猿ダルはホントにツボだし(←お勧め!)、見逃している伝説のユトスこと、ファーストアトスもいるのだが。


日本最安席が現地のS席とほぼ同等価格とか、S席1万6000円とかって、もう外国のバレエ団の来日公演と変わらない。
しかも最安席9000円って、7月に来る英国ロイヤルバレエ来日公演の最安席7000円より高いんですけど―(^_^;)
大体S席1万3000円〜B席6000円くらいかと思ってたんだけどなぁ。


ぶっちゃけ、先日紫綬褒章いただいた熊様の、Kバレエ公演のチケットより高いです。
オーチャードを拠点とするKバエレはセットも衣裳も豪華絢爛で金がかかっていて、日本のバレエ公演としては、おそらく最高価格だと思いますが、それよりももっと高いです、韓流ミュージカル。
もちろん、あのミュージカルもそれなりに衣装や舞台セットは豪華ですけど。
同ホールで秋に行われるNYCB(ニューヨーク・シティ・バレエ)公演が最低価格B席9800円ですが、歴史と伝統のあるバレエ団で、しかもたった4日間だけだから、ある意味仕方ない価格と言えましょう。

しかもこのミュージカル、1階席で見てこそ。
(アラミス的には中央右手通路寄りがカテコの時に正面になるのでお勧めです)
意外とお盆の関係ない平日辺りは、直前になって得チケとか出たりするのかしら。
セシールさんの応募でもしてみようかしら。


さらにまったく個人的な現実問題を言えば、このミュージカルと同時期にマリインスキーのプリマさんがマリインスキーやパリ・オペラ座、アメリカンバレエシアター、ハンブルクバレエ、ニューヨークシティバレエの錚々たる仲間達と一緒に初の来日冠公演をするため、カバ的にはかなり悩ましい状態になってしまいました。


ちなみにそのマリインスキーのプリマさんの冠公演、パリ・オペラ座からは「三銃士」でダル役を踊ったエイマン君が参加するのでありますよ〜♪
彼は2010年の「三銃士」公演以後も、ダルコンのパ・ド・ドゥを時々踊ってらっしゃる。
本人はダル役&ダルの踊りが相当気に入っているという話で、嬉しい限りです(笑)
彼の演目だけまだ未定なので、AプロかBプロのどっちかで踊ってくれないかなぁと、ひそかに期待♪


それはともかく。
今調べたら、韓流ミュージカル、そのマリインスキー・プリマさんの冠公演S席と同じ値段でぶっ飛んだわー。

いずれにしても、さてどうする。
まあ後は個人の価値観次第、ということで(苦笑)


【追記】
気になって調べてみた。

●Super Junior 来日コンサート(大阪) 全席指定1万500円(ペンライト、スペシャルCD付き)
●2AM 来日コンサート(東京国際フォーラム・中野サンプラザ) 全席指定8800円
 *参考:SMAP全国ツアー(東京ドーム) ファンクラブ価格8000円、一般価格8500円
●韓流ミュージカル「ウェルテルの恋」(東京・赤坂ACT) 全席指定9800円(登場人物は3人)
 *参考:Kバレエ「シンデレラ」(オーチャードホール)S席1万2000円〜B席8000円、C席6000円
      ヴィシニョーワの華麗なる世界(上記マリインスキー・プリマの冠公演/東京文化会館)
       S席1万6000円〜D席7000円、学生2000円
      レ・ミゼラブル(帝劇) S席1万1000円、A席8000円、B席3500円

総じて韓流系はかなりお高目な模様。
さらにBunkamuraもやはりお高め。
でもそれにしてもやっぱり1万6000円は結構な価格付けと思われる。

てか、こうして並べてみると、新国立劇場バレエなんて、あのワールドレベルのハイクオリティでS席1万200円、B席でも6300円、D席なら3150円、当日券Z席1500円なんて絶対!お得すぎるwww
(ちなみに私はC席会員価格が通常。フォーメーションもバッチリ見られる正面で4000円切りは、1回外でご飯食べるくらいの値段)

いずれにしても韓流、この価格で売れるんだから、そりゃあ来日公演やめられるはずないし、日本語字幕も付けるわけだわー、と妙に納得。


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